2022/05/01 22:27
su-re.coのご紹介
su-re.co( Sustainability & Resilience) は、気候変動によって従来の農業を続けることが難しくなったインドネシア・バリ島の農家を支援するためのプロフェッショナル集団です。
科学と創造を相乗させることによって、地域社会を支援しながら、持続可能で環境に優しい付加価値のあるサイクルを生み出しています。
具体的には、su-re.coはインドネシア農家からコーヒー豆をはじめとした農作物を適正な価格で買い取り、収益の一部を生産者の支援事業に充てる取組みを行っています。
インドネシア農家が抱える課題
su-re.co設立と目的
それらの課題を目の当たりにしたドクターの高間剛(たかま たけし)は、自身が携わってきた気候変動問題の科学的研究に基づいた実践的な事業を実現すべく、2015年にsu-re.coを立ち上げました。su-re.coは、気候変動の適応と緩和を専門とする"Think-Do-Be Tank"として活動しています。”Think-Do-Be Tank”とは、「気候変動問題のThink-Tankとして研究を行うのみでなく、研究結果をもとにDo-Tankとして課題解決のために実際にビジネスを行い、さらに、これらの活動で得た知見を共有し、気候変動問題の解決や持続可能な社会の実現に取り組むコミュニティの創造、すなわちBe-tankとしての活動へ繋げていること」を意味します。
su-re.co
■ミッション:su-re.coは地球のギフトメーカーになることを目指します
■ビジョン:科学的に証明された持続可能で耐久性のあるソリューションをもとに、丹念に考案された結果を提供します
■バリュー:私たちは一緒に考え、行動し、活動することに取り組みます
su-re.coは、適切な農法で栽培されたコーヒー豆やカカオ豆を適切な価格で購入することによって現地農家の収入の安定・向上を図り、また得られた収益の一部を科学的に裏付けられた活動や政策に還元しています。
ドクター高間は、オックスフォード大学で環境地理学の博士号取得後、気候変動・環境専門家として活動しています。これまでADB(アジア開発銀行)、IRENA(国際再生可能エネルギー機関)、JICA(国際協力機構)、GIZ(ドイツ国際協力公社)および複数の国連機関を担当し、現在はsu-re.coのCEO、SEI(ストックホルム環境研究所)のアソシエイト、ウダヤナ大学客員教授を兼務しています。